移住を成功させるために、「どうなの?」事例を研究しましょう。

ホからの避難にしても、また、自然環境への回帰にしましても、

移住は人生を左右します。

それだけに、事前にさまざまな事例を知っておくことが、大切だとおもいます。

疎会村という概念ですが、いまは、全国的にまったく広まっていないし、意識しているひともあまりいません。
私は8年にわたり、黄金の金球ブログをウォッチしていますが、近年、ここのサイトで疎会村というコトバが出てきました。
ふぐり玉造氏が先進性で優れているのは、ホや地震、恐慌などを背景とした移住生活に目をつけて、疎会村という概念をブログで提唱している点です。
世の中には危機に対して敏感な意識の人もいて、そんなひとの中には疎会村に飛びついていった人もいたようです。
当アセ実サイトもいわば同じように移住村という概念を提唱しています。
では、何がどう違うんでしょうか。
この、渾然として境目がよくわからない概念について、どうやって白黒を見分けていけばいいのでしょうか。
そのために、ふぐり玉造氏の疎会村に対する位置づけを研究してみました。

●疎会村の活動について見えること

黄金の金球ブログでは、疎会村入会まではカネタイコでチンドンやっていましたが、疎会村運営の実態はあまり伝えられません(ブログで時々、人員動員して?の田植え風景などがアップされます。私はなんとなくアリバイ写真的なニオイを感じます)。

金球ブログには機関紙をリンクしてありました。
疎会村通信NET http://sokaimuranet.blog.fc2.com/

http://golden-tamatama.com/blog-entry-1146.html
これを見ますと、どうも共同居住というより、長野に点在して住んでいるようです・・・。
また、地元民が多数参加しているようだが、地元民が1枚うわてで、「まるで玉造氏の発想とネームバリューを借りて村おこし気分で面白がってやってる感」がします。

検索しますと何名かのキーマンが見つかります。
・安曇野の地元民ユさんは自宅もご自身で作られたようです。
・まあるく生きるさんも村人のようです。
・ごたんださんというひとは、昨年まで神奈川に住んでいたそうです。旦那さんから理解が得られないまま、娘3人を連れて信州へ疎開してきたようです。
・金球カフェに2名従事しておられるようだが、出資者・経営者がどなかなのかはわかりません。

ここから読み取れるのは、玉造氏は運営に綿密に関わってはいないようです。また、地域通貨や物々交換ネットなどの制作時点で募集していた人材は疎会村には居ないということもわかります。

むしろ村人や参加者のオモシロガル精神でお茶目にやってる感がするのです。

●疎会村のイメージについて見えること
疎会村は、住拠点として古民家があり共同居住しているイメージではなく、もっと、個人責任の集まり的な感じがします。
疎開志願者の近接居住によるゆるやかな作業連合みたいな雰囲気でしょうか。


●「黄金の金球疎会村」への参加について
「黄金の金球疎会村」には村民だけに開放されたSNSがあるようです。
そのSNSへの参加条件が、非常に興味深いものでした。

名前住所はもちろん、証明書の種類を指定した上で免許書番号、パスポート番号、保険所番号、年金番号、住民票コードのいずれかの提示が必須となっていました。
年金番号やパスポート番号は、なぜ、必要なのでしょうか。

こういう声があります。
https://twitter.com/minami_rika/status/155512819658391553
ふぐり玉造氏は自身で開設したSNS入会者の個人情報を集めています。身分証明書に記載されている番号、名前、住所です。私は途中で違和感を感じて抜けましたが、扱いが非常に気になります。
知り合いが登録してましたが、ふぐり玉造は「ぼくは出会いの場」を設けただけ、あとは自分で気の合う人を探して疎開せよ。と書いて来たようです。いい加減です。それなら個人情報などいらなかったといってます。これじゃ詐欺まがいです。

・会員数は、2012年当時で220名

https://twitter.com/kiyokostar/status/180165740668780544 
玉造さんブログ。「金球疎会村ですが現在220名程になってます。疎会村では今後、共同菜園とか。水耕栽培とか。電気の発電実験とかいろいろやるつもりです」。玉造さんもいろいろ精力的に動いてるんだなあ… 

・個人情報がお好き?
そもそも玉造氏は数年前より、何故かブロ友を募集し、その時点で個人情報を得て仲間として囲いこんでいました。なんのために?
そういえばヤフオクもどきの交換サイトもあった。あれでドル円崩壊後の物々交換に匹敵する云々言ってた。その利用にも個人情報の提供がハードルとしてあった。なにかといえば個人情報だ。なんのために?

●一般論として「疎会村」への参加について
前から疑問に思うことのひとつに「移住」と「疎会村」との違いがあります。
ホからの避難であれば、単なる個人世帯「移住」で済むのです。
なぜ、「疎会村」というコミュニティ性が唐突に出てくるのでしょうか。

「疎会村」とは農業が共通の基盤のように報告されていますが、よく考えますと、移住者が払う教育や家庭維持の固定費を考えると、賃金収入は必須となり就労アルバイトか資格業務に就かないと行けない。すると、時間的な制約から営農はムリで、そういう労力と疎会村の村会活動と両立もなかなか大変です。

また、「疎会村」というと、そのメンバーの意識や視野や価値観がある程度揃ってないといけませんが、観察する限りでは精神性のところでどうなのかはわかりません。

この「疎会村」とは、いったいなんなのか?
そして、それには集う魅力があるのか?
疑問はつづきます。

●かいまみえる「精神性」について
話は変わりますが、北海道にカズさんが営農する自給ファームがあります。

みたところ、村として機能させているような感じはありませんが、どうもカズさんを慕って何名かはやってきて短期受け入れなどはしていたようです。

通信販売で農産商品を販売していますが、丹精込めた商品の評判がいいようです。

ツイートを拝見する限り、農業の経験も理念もずば抜けていますから、もし北海道の町内に自発的に移住して自発的に交流を図れば、結果的に疎会村のようになることでしょう。

経験も理念や精神性。あるいは人柄というようなもの・・・。

取り組んでおられる方の中身までは検索でもひっかかってこないんですよね。金球ブログはもう8年読んでるが、いっこうに、「土と生命との世界観」が見えてきません。

 

つまり、玉造氏にはそういう理念はないんだとおもいます。カズさんとの違いはここにありますね。
カズさんのツイート拝見してると、土や作物たちと会話して作業されてるな~ってのが伝わってきます(^^)

やっぱり、そういう心根のところを見つけて、そこで共鳴がないと、仮に作業を一緒にしたとしても、おなじ雑草とりでも、苦役にしかならないとおもうんです。そういう世界観を見いだして、共鳴することがたいせつだとおもう。

つくづく、「疎会村とかいう名の器」が先にあるんぢゃなくて、「心根」が先にあるんだとおもう。

●金球・玉造氏をめぐる声について
あるフォロワさんより、こういう声がありました。

  • 去年セミナー参加したけど、奴の疎会村に参加したメンバーが行方不明になってるのが数人居ると思われる。奴自身が爬虫類の可能性も。去年会って握手した時も指が異常に長かったような感もあるし。
  • 内紛があったのはたぶん去年年末だと思います。去年セミナー参加者とTwitterで意気投合してて何度か連絡取りあってたけど年末に急に玉造と意見が合わなくなって全体の8割方が頓挫したとか。毎日のようにTweetしてた側近だった人も急に止めて居なくなったし。
  • bitcoinで問題になる前の去年は玉造独自のcoinに代わるモノを作ろうとプログラマーやSEを募ってましたしね。それも結局中途半端に終わったあたりにトラブルになったんかな。あの辺りから連絡があまりなくなったような気がしますが。
  • 内心疎会村行かなくてよかった〜って安心してます^ ^ただ奴の動きはある程度注視しとかないと。元アれフ信者の可能性もあるし、メンバー同士で子供ができたとかいう情報もあるけど、毎回アホみたいに、さてこんなことは言いたくないのですが・・・とか毎度毎度の恐怖刷り込み。
  • 2冊目の本購入しちゃった僕も疑心暗鬼でいろいろ調べてたんだけど、調べれば調べるほど、矛盾が出てくるわ出てくるわ。


なかなか、香ばしいですね。
この意見だけがおかしいのか、ほかにも疑問はあるのだろうか。

ついでに、さまざまな疑問をリンクしておきます。


間接的に、漏れつたわってくる情報ですので、真相はわかりませんが、その前提でお読みください。

  • 村民と称する農業従事者は地元の農家なのだが、どうも、内紛でモメタようだ。
  • 都会から疎開して即座に農業できるワケがなく、相当精根込めて地元コミュニティ形成と参加をしないと交流実態のある疎会村にはならない。その労力たるや、執筆・講演・金球ナイトでヒャッハー程度でできるものではない。
  • ところが毎度毎度、Ny暴落とか、恐怖刷り込みばかりの手口。これは疎会村参加のための動機づけなのではないか。そして、恐怖を薄めるネタで街中合奏とか、金球ナイト、花火大会、講演会、寺子屋などを開催して会員数を集めているのではないでしょうか。
  • リアルに疎会村を建設し運営しようとするなら、それだけで人生のすべてを投入するくらい大仕事。なのに、そこがスルーで、突如報告として田植えとか出てくる。報告動画もアリバイ的で内実感動の伴わないものばかり。
  • 去年も花火大会でびしょ濡れだったが、ホ直撃。たしかあのとき別会場のコンサートで女子が倒れまくっていた。ホに対してはまったくノンガード。

最後に、印象的な2点のツイートをリンクしてみました。

 

まさしく、自覚あるひとのおっしゃるとおりで、どこでだれとやるにしても、自分の意識とか行動次第で、その組織は生きもするし、死にもする。

 

まぁしかし、みんなに経験やスキルがあるわけではないわけさ。

むしろ、なんにもないもの同士がよって来るということが多いわけさ。

であるなら、どうする、どうなる、ということがモンダイなんです。