神とは・・・。信仰とは・・・。

人生において、内なる神性に気づくというのが、生きる目的です。

人間は同時にふたつのものに意識を集中できない。

自我という頭でものを考えているときは、頭のとりこになっている。

煩悩の滅却というものを意識しても、煩悩は離れようとしない。

 

そこで、神という存在を意識してみよう。

四六時中、神というものがこの胸の中におわすと、意識してみよう。

神の御名を黙唱するのもいい、声に出して唱えるのももっといい。

お経やマントラを何万回と上げることが解脱になるというのは、

この、集中の功徳だろう。

 

絶える間もなく、神に恋すると、きっと、なにかが目覚めるはずだ。

恋人たちが、四六時中相手のことが気になって、いつも

胸のなかを占めているように、胸を神様で満たすのだ。

頭ではない。

胸を満たすのだ。

 

神の姿をみたことがないって?

イメージできないものをイメージするなんてできないって?

そのために、花がある。

太陽が昇る。

月が満ち欠けする。

星がまたたく。

生きさせていただいている。

あらゆるものが、神の顕現だ。

 

この世は絶望の闇につつまれているが、

神の顕現は絶えることがない。